新刊書籍 

2016年06月23日発売
魂を統治する
私的な自己の形成


ニコラス・ローズ 著
堀内進之介・神代健彦 監訳

四六判 上製カバー装 512頁
定価:本体4,800円+税
ISBN 978-4-7531-0333-1 C0036
20世紀の心理学的諸科学に代表される「ヒューマン・テクノロジー」は、 戦時下の軍隊と市民、工場や職場の労働者、子どもの発達と家族関係、心理療法の流行を通じ、統治可能な「心=魂」を持つ主体を形成してきた。「心的なもの」の科学がいかに主体形成を促し、その統治に寄与してきたかを暴く、統治と心理をめぐる現代社会の分析。  (帯より抜粋) 

                     宮台真司氏、推薦!
「ローズは言う、本当の『魂』などないと。『魂』は造られる。我々はこれを引き受けるほかない」


新刊書籍 
   2016年04月25日発売
増補 G8サミット体制とはなにか

栗原 康 著

四六判 並製カバー装 184頁
定価:本体2,200円+税
ISBN 978-4-7531-0331-7 C0010

               【補遺】負債経済の台頭 を追加!


本書は「サミットとはなにか」を解説する入門書です。その母体であるIMF(国際通貨基金:第2次世界大戦直後の1944年に設立された国際通貨制度)の体制を引き継いで形成されたいわば世界秩序を具体的に説明して、その体制が世界の貧困、差別、戦争などの多様な社会問題を引き起こしている現状を分かり易く説明します。したがって、本書はサミット体制の入門書であるばかりでなく、サミット体制のもとで蔓延してきたグローバルな社会問題の入門書です。


新刊書籍  
2016年02月12日発売
情念・感情・顔
「コミュニケーション」のメタヒストリー


遠藤 知巳 著

A5判 上製カバー装 768頁
定価:本体7,800円+税
ISBN 978-4-7531-0330-0 C3010  
                 思考の外部に触れる!

近代社会の全体を外から俯瞰する視線がリアリティを喪失しつつある現在、主体の内部作用という薄明の言説領域に足を踏み入れながら、異世界性に触れようとする思考の冒険!
ミシェル・フーコーの『言葉と物』を凌ぐ近代社会を巡る言説分析!

売行き良好書 
  2015年11月19日発売
具体性の哲学
ホワイトヘッドの知恵・生命・社会への思考


森 元斎 著

四六判 上製カバー装 320頁
定価:本体2,600円+税
ISBN 978-4-7531-0328-7 C0010  

             生命力溢れる具体的なものの哲学!

本書は、アインシュタインの相対性理論やベルグソンの生成という観点を抱合した〈抱握〉という概念を視座に、難解といわれ続けたホワイトヘッドの『過程と実在』を平易に解説した哲学書です。しかしその解読に終わることなく、ジル・ドゥルーズやドゥルーズとホワイトヘッドに触発されて議論を展開しているシャヴィロとハーマンなどの研究を踏まえながら、〈主体性〉と抱握、生成のテーマを通じ、現代の資本主義が、放射性物質が、有機水銀が私たちの生をむしばむとき、具体的な生の営みの何たるかを問う、若い世代による壮大で野性的な思索です。

          
私たちは資本主義に、放射能に、からだが蝕まれる中、具体的な生とは何かを問わざるをえない。本書はホワイトヘッド哲学を、その中心に響き渡る具体性という視座のもと読解したものだ。ゆっくりと、着実に、具体的なものを自らの手に!(著者より)


                  売行き良好書
   2015年10月22日発売
カタストロフからの哲学
ジャン=ピエール・デュピュイをめぐって


渡名喜 庸哲 編著
森元 庸介 編著

四六判 上製カバー装 200頁
定価:本体2,200円+税
ISBN 978-4-7531-0327-0 C0010 

                科学と哲学を生存に埋め戻す!

現代文明は、3・11の震災による福島原子力発電所の崩壊や、リーマン・ショックのバブル経済の崩壊に現われたように未聞の人的危機に当面するばかりでなく、本年9月の鬼怒川の氾濫に典型的に示されるように、地球的規模の異常気象など自然破壊による危機にも覆われております。

 本書は、この文明の危機は、われわれ人類がどのようにその危機に向き合えばいいかという、いわば〈人類が普通に生きるうえで、どのような知恵がありうるのか〉という問いに正面から、知的かつ科学的な対応を願うジャン=ピエール・デュピュイの「賢明なるカタストロフ」への案内です。現代文明の破綻の認識を前に、知と行為のループをいかに作り直すか。われわれの未来をどう確保するのかを真摯かつ身近に問う処方箋を示します。



           売行き良好書 
  2015年06月18日発売
戦後日本の社会思想史
近代化と「市民社会」の変遷


小野寺 研太 著

四六判 上製カバー装 352頁
定価:本体3,400円+税
ISBN 978-4-7531-0326-3 C0010 
                 新進気鋭の書き下ろし!
     ― 自由な市民がどのように社会と折り合いをつけて生きるか? ―

本書は、戦後70年の歴史を〈市民社会〉という言葉をキーワードにして、「自由な市民が社会とどのように向き合おうとして来たか」というテーマをめぐる社会認識の歴史です。戦後日本の〈近代化〉をめぐる壮大な思想史として読むことが出来ます。

               
               売行き良好書
  2015年05月11日発売
人民とはなにか?

著者・訳者は下記参照

四六判 上製カバー装 228頁
定価:本体2,400円+税
ISBN 978-4-7531-0325-6 C0010
著者:アラン・バディウ/ピエール・ブルデュー/ジュディス・バトラー
    ジョルジュ・ディディ=ユベルマン/サドリ・キアリ/ジャック・ランシエール
訳者:市川 崇 (いちかわ たかし)

既刊関連書:『生のあやうさ』『民主主義は、いま?』『火によって』
  ………………………………………………………………………………………
「シャルリー・エブド」事件や〈イスラム国〉などの国際テロリズムは、湾岸戦争以来のアメリカの拡張的な世界戦略の結果によることが次第にはっきりしてきました。この新自由主義的グローバリズムは、世界大の貧富の格差を拡大する不安定要因であります。本書は、こうした世界戦略に抗する革新的主体としての「人民」概念を洗い直し、その再興を促す、世界的に著名な6名の思想家による論集です。


売行き良好書 
   2014年02月19日発売
日本を再発明する
時間、空間、ネーション


テッサ・モーリス=スズキ 著
伊藤 茂 訳

四六判 上製カバー装 308頁
定価:本体2.800円+税
ISBN 978-4-7531-0319-5 C0010
グローバル時代の日本研究の基本図書!

『辺境から眺める』で新鮮な日本論を展開して
日本の論壇にデビューした著者の理論的背景の展開。
自明視された均質な日本像を覆し、
複数の伝統が時間と空間の中で織り直され
境界線を越えていく姿を展望する。
国境を越え変化しつづける未来へ。

☆☆☆ 好評により重版しました! ☆☆☆


売行き良好書 
  2014年01月21日発売
聖なるものの刻印
科学的合理性はなぜ盲目か


ジャン=ピエール・デュピュイ 著
西谷修・森元庸介・渡名喜庸哲 訳

四六判 上製カバー装 352頁
定価:本体3.200円+税
ISBN 978-4-7531-0318-8 C0010
       未来のない効率信仰よりも、カタストロフィへの目覚めを!

政治哲学から経済哲学、認知科学のみならず、現在、フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)倫理委員会委員長という原子力を含めた自然科学など、実に広範な学問分野にわたる現代知性の泰斗による思考の集大成。現代文明のグローバルに拡張される核エネルギー、IT、バイオ・ナノ・テクノロジー、金融工学などが、発展途上国を巻き込んで資源開発・乱獲に拍車をかけ、地球上の汚染を深刻化して、文明が破滅の淵に突進しようとしている現実とそれに盲目な学問批判。

※小社の好評既刊書 『経済の未来』 の著者デュピュイの最新作!

 
                 売行き良好書
  2013年01月22日発売
経済の未来
世界をその幻惑から解くために


ジャン=ピエール・デュピュイ 著
森元 庸介 訳

四六判 上製カバー装 280頁
定価:本体3.000円+税
ISBN 978-4-7531-0309-6 C0010 
2000年代以降、「破局主義」の概念をめぐる諸著作(『ツナミの小形而上学』、『チェルノブイリ』他)によって注目を集めた、ジャン=ピエール・デュピュイの金融危機=経済を中心にした最新作。本書は、2008年以来の金融危機を対象として、それが、市場万能主義という神話に基づいたパラドキシカルなメカニズムであり、その結果、現代のグローバル化世界では政治(社会保障、外交などあらゆる政策)が経済の関数に成り下がっていることに警鐘を鳴らす。

  2014年10月10日発売
新装版 初期ギリシア哲学

ジョン・バーネット 著
西川 亮 著

A5判 上製カバー装 576頁
定価:本体7,000円+税
ISBN 978-4-7531-0321-8 C0030 
    ― ギリシア哲学の初発の問いを若々しい学識で受け止めた書 ― 
 
 
本書はソクラテス以前のギリシア哲学草創の哲学者たちの研究書です。伝承記録を駆使して各哲学者の年代を決定し、断片の訳出と解釈によって、各哲学者の思想の本質と背景を文献学的に論考した、前スクラテス期の哲学研究における不朽の名著の完訳です。

※新装版の刊行に当り、神崎繁「ギリシア哲学の旅立ちへの初々しい道案内」を
  付す。
 

   2014年07月25日発売
経済的思考の転回
世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜

桑田 学 著

四六判 上製カバー装 320頁
定価:本体3,000円+税
ISBN 978-4-7531-0320-1 C0010
               〈市場経済論のオルタナティヴ〉 
 
 新自由主義
といわれる現代の経済理論の中心は、すべてを商品化して計量する、いわゆる市場理論と言われるものです。この理論の創始者はF.A.ハイエクですが、彼の理論形成の時期は20世紀の発端の第一次と第二次の世界戦争の間でした。
 この時期は19世紀後半以降の熱学思想の進展が、ニュートン力学を基礎とする自然認識の根本的な変革を迫った世界認識の大転換の時期で、その影響を真正面から受け留めた経済思想を考えた人が本書の中心テーマのオットー・ノイラートです。彼の資源・エネルギーを含めた人間の生存条件を踏まえた統治の経済思想を、ハイエクの市場理論との比較を通じて明らかにする経済学史上の再発見です。 

  2012年09月24日発売
レイシズム・スタディーズ序説

鵜飼 哲 著
酒井 直樹 著
テッサ・モーリス=スズキ 著
李 孝徳 著

四六判 上製カバー装 320頁
定価:本体2.800円+税
ISBN 978-4-7531-0304-1 C0010
             ― レイシズムが立ち現われる現場 ―

近代化とグローバル化によって格差の拡大など複雑化した社会関係の総体を、〈レイシズム〉=隠蔽されたアイデンティティ・ポリティックスという視点から解明すると同時に、〈壁の崩壊〉以後の新たな国際関係史を素描する。

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