フェティッシュとは何か?──その問いの系譜

ウィリアム・ピーツ (杉本隆司 訳)

装幀:近藤みどり
カバー写真:アルベルト・ジャコメッティ「見つめる頭部」1929年
2018年10月18日発売
四六判 上製カバー装 216頁
定価:本体2,700円+税
ISBN 978-4-7531-0347-8​

デヴィッド・グレーバー(『負債論』著者)絶賛!
「フェティシズムがなくなることはないであろう」

モノが信仰と欲望の対象となり、商品/貨幣となる――。西洋文明と「未開社会」の接触によって生まれた“フェティッシュ”と、その後、進化論的な宗教史観において、原始宗教として蔑まれた“フェティシズム”誕生の歴史を検証。フェティッシュとフェティシズムの起源から、価値創造の謎に迫る、記念碑的論文集、ついに邦訳!!


目次

第1章 ヨーロッパ思想におけるフェティッシュ概念
第2章 フェティッシュの起源
第3章 ボスマンのギニアと啓蒙のフェティシズム論
原注
訳者解説


著者

ウィリアム・ピーツ(William Pietz)
1951年、マサチューセッツ生まれ。1988年、カルフォルニア大学サンタクルーズ校卒、哲学博士。アメリカ科学振興協会、アメリカ宗教学会会員。ピッツァー大学、ジョージタウン大学等で講師を務めるかたわら、ロサンゼルスの緑の党の結成に尽力。
著書:『文化言説としてのフェティシズム』(コーネル大学出版、1993年、共著)
『新アジア・マルクス主義』(デューク大学出版、2002年、共著)
邦訳:「フェティッシュ」加藤哲弘・鈴木廣之監訳『美術史を語る言葉――22の理論と実践』(星雲社、2002年、所収)

訳者

杉本 隆司(すぎもと たかし)
1972年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。仏ナンシー第二大学DEA課程修了。一橋大学大学院社会学研究科特別研究員を経て現在、明治大学政治経済学部専任講師。
著書:『民衆と司祭の社会学 近代フランス〈異教〉思想史』(単著、白水社)『社会統合と宗教的なもの』(共著、白水社)、『共和国か宗教か、それとも』(同)
訳書:マチエ『革命宗教の起源』(白水社)、コント・コレクション全二巻(同)ド・ブロス『フェティシュ諸神の崇拝』(法政大学出版局、日仏社会学会奨励賞)他