民主主義は、いま?/G・アガンベン、A・バディウ 他

民主主義は、いま?

装幀:市川衣梨
2011年2月15日発売
四六判 上製カバー装 232頁
定価:本体2,500円+税
ISBN 978-4-7531-0287-7​

民主主義は、いま?──不可能な問いへの8つの思想的介入

ジョルジョ・アガンベン、アラン・バディウ、ダニエル・ベンサイード、ウェンディ・ブラウン、ジャン=リュック・ナンシー、ジャック・ランシエール、クリスティン・ロス、スラヴォイ・ジジェク(河村一郎、澤里岳史、河合孝昭、太田悠介、平田周訳)

政治思想の最新の成果がここに集結する!

フランスの独立系出版社「ラ・ファブリック」が、現代を代表する思想家8人に素朴かつ深淵な問いを投げかけた――あなたは自らを「民主主義者」と言う事に意味がありますか?――。「民主主義」という、冷戦の終結・グローバリゼーションの発展以後、急速に規定の難しくなった政治的概念に対して、彼らはいかなる考察をもって応答するのか?


目次

緒言

民主主義概念に関する巻頭言
ジョルジョ・アガンベン

民主主義という紋章
アラン・バディウ

永続的スキャンダル
ダニエル・ベンサイード

いまやわれわれみなが民主主義者である
ウェンディ・ブラウン

終わりある/終わりなき民主主義
ジャン=リュック・ナンシー

民主主義諸国 対 民主主義
ジャック・ランシエール

民主主義、売出し中
クリスティン・ロス

民主主義から神的暴力へ
スラヴォイ・ジジェク


著者

ジョルジョ・アガンベン(Giorgio Agamben)
1942年生まれ。イタリアの政治哲学・美学者。著書に『ホモ・サケル』『王国と栄光』など。

アラン・バディウ(Alain Badiou)
1937年生まれ。フランスの哲学者。著書に『哲学宣言』『倫理』『サルコジとは誰か?』など。

ダニエル・ベンサイード(Daniel Bensaïd)
1946年―2010年。フランスの哲学者。著書に『新しいインターナショナリズムの胎動』他

ウェンディ・ブラウン(Wendy Brown)
1955年生まれ。アメリカの政治哲学者。著書に『寛容の帝国』など。

ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Mancy)
1940年生まれ。フランスの哲学者。著書に『無為の共同体』『複数にして単数の存在』など。

ジャック・ランシエール(Jacque Rancière)
1940年生まれ。フランスの哲学者。著書に『民主主義への憎悪』など。

クリスティン・ロス(Kristin Ross)
1953年生まれ。アメリカのフランス文学研究者。著書に『68年5月とその後』など。

スラヴォイ・ジジェク(Slavoj Žižek)
1949年生まれ。スロベニア出身の哲学者。著書に『パララックス・ヴュー』など。

訳者

河村 一郎(かわむら いちろう)
1967年生まれ。科学哲学。
訳書に、ポール・ヴィリリオ『民衆防衛とエコロジー闘争』(共訳、月曜社、2007年)、デヴィッド・ライアン『監視社会』(青土社、2002年)など。

澤里 岳史(さわさと たけし)
1968―2016年。哲学。
著書に、『グローバル化する市民社会』(共著、御茶の水書房、2006年)、訳書に、ユルゲン・ハーバーマス、ジャック・デリダ、ジョヴァンナ・ボッラドリ『テロルの時代と哲学の使命』(共訳、岩波書店、2004年)など。

河合 孝昭(かわい たかあき)
1969年生まれ。哲学。
主要論文に「スピノザの服従論」(「実存思想協会論集」第二期第12号)、訳書に、ヘント・デ・ヴリース『暴力と証し』(月曜社、2009年)など。

太田 悠介(おおた ゆうすけ)
1980年生まれ。社会思想史。
論文に「エティエンヌ・バリバールの脱植民地化論――「国民社会国家」批判の一理路」『言語・地域文化研究』(第15号)、「「大衆の恐怖」の擁護のために――エティエンヌ・バリバールの政治哲学におけるスピノザの契機」『言語・地域文化研究』(第16号)など

平田 周(ひらた しゅう)
1981年生まれ。社会思想史。
論文に「折り重なる空間――ポール・ヴィリリオの思想についての一試論」『言語・地域文化研究』(第15号)、「第二次世界大戦後フランスにおける資本蓄積のプロセスの変化――アンリ・ルフェーヴルにおける日常生活と都市の主題の交錯点」『言語・地域文化研究』(第16号)など。

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