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 2015年05月11日発売

人民とはなにか?

著者・訳者は下記参照

四六判 上製カバー装  228頁
定価:本体2,400円+税
ISBN 978-4-7531-0325-6 C0010
「シャルリー・エブド」事件や〈イスラム国〉などの国際テロリズムは、湾岸戦争以来のアメリカの拡張的な世界戦略の結果によることがはっきりしてきました。この新自由主義的グローバリズムは、世界大の貧富の格差を拡大する不安定要因であります。本書はこうした世界戦略に抗する革新的主体としての「人民」概念を洗い直し、その再興を促す、世界的に著名な6名の思想家による論集です。

既刊関連書:『生のあやうさ』『民主主義は、いま?』『火によって』

☆ 書評 ☆ 「週刊読書人」2015年09月04日(金) 岡本源太氏 評
☆ 書評 ☆ 「図書新聞」2015年07月04日(土) 杉村昌昭氏 評
☆ ブログ記事 ☆ 〔ウラゲツ☆ブログ〕2015年05月
 
☆ 記事 ☆ 〔出版ニュース〕2015年06月下旬号 Book Guide

【著者紹介】

●アラン・バディウ(Alain Badiou)

1937年生まれ。現代フランスを代表する哲学者、作家。国立高等師範学校フランス現代哲学国際研究センター所長。著書に『哲学宣言』(藤原書店)『コミュニズムの仮説』(水声社)など。

●ジュディス・バトラー(Judith Butler)

1956年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校。修辞学・比較文学教授。哲学専攻。主な著書に『ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(青土社)『触発する言葉―言語・権力・行為体』(岩波書店)『生のあやうさ―哀悼と暴力の政治学』(以文社)など。

●ピエール・ブルデュー(Pierre Bourdieu)
 (1930―2002)社会学者。アルジェ大学、社会科学高等研究院を経てコレージュド
 ・フランス教授。著書に『ディスタンクシオン』『芸術の規則』『遺産相続者たち―
 学生と文化』(ともに藤原書店)など。

●ジョルジュ=ディディ・ユベルマン(Georges Didi-Huberman)
 1953年生まれ。美術史家、哲学者。国立社会科学研究院准教授。著書に『イメー
 ジの前で―美術史の目的への問い』(法制大学出版局)『残存するイメージ―
 アヴィ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間』(人文書院)『時間の前で
 ―美術史とイメージのアナクロニズム』(法政大学出版局)など。

●サドリ・キアリ(Sadri Khari)

 1958年生まれ。政治学博士。共和国原住民運動(MIR)の創設者。著書にLa
 Contre-rēvolution coloniale en France : de De Gaulle ā Sarkozy, 2004(『フランス
 における植民地主義的反革命――ド・ゴールからサルコジ』未邦訳)など。

●ジャック・ランシエール(Jacques Ranciēre)

 1940年生まれ。哲学者。パリ第8大学名誉教授。著書に『不和あるいは了解なき了
 解』『民主主義への憎悪』(ともにインスクリプト)『平等の方法』(航思社)など。

【訳者紹介】

市川 崇(いちかわ たかし)

1962年大阪生まれ。1997年パリ第7大学博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。
著書:L'opēration fictive et la conception du sujet chez Goerges Bataille (博士論文)

 『ユートピアの文学世界』(2008年)

 『フランス文学をひらく』(2010年、ともに共著、慶應義塾大学出版会)など。

訳書:アラン・バディウ+ニコラ・トリュオング『愛の世紀』(2012年)

    アラン・バディウ『コミュニズムの仮説』(2013年、共に水声社)がある。 

 【目次】

「人民」という語の使用に関する二四の覚書き――アラン・バディウ

「大衆的(人民の)」と言ったのですか?――ピエール・ブルデュー

われわれ人民―集会の自由についての考察――ジュディス・バトラー

可感的にする――ジョルジュ・ディディ=ユベルマン
 象徴可能な民衆、想像の民衆?
 弁証法的イメージの前で目を擦る
 覆いを取り去る、ヘテロトピアを可視的にする
 接近し、資料を集め、可視的にする

人民と第三の人民――サドリ・キアリ

 人民は何に抗して形成されるのか

 人種によって/抗して形成される人民

 急進的左翼の国家主義への傾倒

 いかにしてフランス人たらずしてフランス人であり得るのか

不在のポピュリズム――ジャック・ランシエール

解題 市川崇

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