2013年06月25日発売

国際原子力ロビーの犯罪
チェルノブイリから福島へ

コリン・コバヤシ 著

四六判 並製カバー装 240頁
定価:本体2,400円+税
ISBN 978-4-7531-0314-0 C0010 
   国際原子力ムラの“核”フランス、その実像を知悉する著者による、
              近未来日本への警鐘!
 

ベラルーシやウクライナの住民や医師の長年にわたる訴えを退け、福島における健康被害もほとんどないとうそぶく、国連やWHOも籠絡した“国際原子力ロビー”の正体、彼らの主張は信じるに値するのか?科学/疫学的な意志への「裏切り」を追究し、未来の生命たちのために、そのシニシズムの構造を仮借なく追跡する―この国の「真の放射能問題」は、まだ始まったばかりである。

【著者紹介】
コリン・コバヤシ
1949年東京生まれ。1970年渡仏。以来パリ近郊に在住。美術家、ビデオ作家、フリージャーナリスト、著述家」。『Days Japan』パリ駐在協力者。1970年代から核/原子力問題に関心を持ち、日仏の様々な軍事・民事の反核運動に関わる。
個展に、1989年パリ・ポンピドゥー・芸術文化センター〈Revue parlee〉、1992年上田
画廊、1995年ギャラリーαM.など。
著書に『ゲランドの塩物語』(2001年、岩波新書、2002年渋沢クローデル賞現代エッセイ賞)。
編共著に『市民のアソシエーション』(2003年、太田出版)など。

【目次】
序にかえて

第一章 国際原子力ロビーとはなにか

なぜ、福島に来たのはWHOではなく、IAEAとICRPなのか
IAEAとWHOの合意書(一九五九年)

広島・長崎以降、放射線被曝の何が解明されたか
ABCCから放射線影響研究所へ
ICRPとはなにか
唯一、対抗するECRR

IAEAとはなにか IAEA−WHO−ICRP−UNSCEARによる支配体制
IAEA設立の経緯
IAEAとチェルノブイリ
国際原子力ロビーの一翼/日本の原子力ロビー
国際原子力ロビーの核/フランスの原子力ロビー
IAEAの金縛りにあっているWHOとは?
IAEAと福島
二〇一二年十二月のIAEA国際閣僚会議はなにか決めたか

第二章  エートス・プロジェクトの実相から

エートス・プロジェクトの諸問題
プロジェクトの目標
チームの構成
エートス1
エートス2
エートス・プロジェクトとはなにか:ミッシェル・フェルネックスの証言
ベルラド研究所とエートス・プロジェクト
継続されたコール・プロジェクト
削除されたガイド:サージュ・プロジェクト

福島で行われたダイアログ・セミナーとはなにか
ダイアログ・セミナーの内容
「エートス・イン・福島」は市民による自発的運動なのか?

まとめとして 責任者の不在・過剰なる自己責任論・選択肢の不在

第三章 内部被曝問題をめぐるいくつかの証言から

原子物理学者ワシリー・ネステレンコ
ベルラド研究所

ユーリ・バンダジェフスキー、ガリーナ・バンダジェフスカヤ夫妻の研
バンダジェフスキーの逮捕と冤罪

抹殺されたアップル・ペクチン

アレクセイ・ヤブロコフの証言

結論にかえて

主要「国際原子力ロビー」略称一覧
資料1 首相官邸HPに掲載された文章「チェルノブイリ事故との比較」
資料2 「どのようにして、フランスの原子力ロビーは、汚染地域における真実を葬り      去るのか」 脱原発ネットワークー725のNPO連合
資料3 「原子力ロビーが犠牲者に襲いかかる時」 ミッシェル・フェルネックス
資料4 「ストリン地区の住民の健康状態の推移」
資料5 「第三回ICRPダイアローグ・セミナー」より
             ―ジャック・ロシャール発言の問題点
資料6 放射能防護関連を中心とする国際原子力ロビー 人脈と構造図

あとがき


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